優柔不断の性格を「弱み」から「強み」に変えるトレーニング

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気付いたら20分以上コンビニにいた

自分でも驚きました。コンビニにお昼ごはんを買いにきただけなのに、気付けば私は、20分以上も何を買うべきか迷っていたのです。もしかすると優柔不断な方なら、似たような経験をしたことがあると思います。

友だちとの約束を何度もくつがえしてしまう

デートにどの服を着ていくか通っていたら、集合時間をすぎていた

ポケモンで最初の3匹を選ぶのにめちゃくちゃ時間をかけた経験がある

時間が命といわれるこの現代社会において、優柔不断は悪とされ、決断力のある人が脚光を浴びがちです。しかし、本当にその考え方は正しいでしょうか?私なりに考えた結果、ひとつ明確な答えが出ました。

意思決定をするまでに必要なプロセス

正しい判断をくだすには、以下の手順を踏む必要があります。「決断力がある」といわれる人は、このプロセスを高速で処理することができています。

  1. 情報を整理する
  2. 全体のバランスを考える
  3. 優先順位をつける

逆に考えると、優柔不断といわれる人は、このプロセスに何かしら欠陥を抱えているということか?

優柔不断の人はなにも、意思決定の際にアタマが空っぽになっているわけではありません。むしろ、あらゆる要素を徹底的に吟味しています。意識のうちではそう思っていなくても、無意識のうちに吟味しているはずです。ただ、このプロセスの処理に時間がかかってしまうだけなのです。

つまり、

1~3.の処理を素早くできる人ほど決断力がある

1~3.の処理に時間がかかってしまう人ほど優柔不断である

というのが、ある人が決断力のある人か優柔不断な人か評価される基準であると、私は結論づけました。

視点を変えると、たとえ自分のことを優柔不断だと思い込んでいる人でも、訓練次第で意思決定にかかる時間を短くすることができるということです。判断力を改善するのに、複雑なアプローチは必要ないのです。

決断力を鍛える方法

先ほど出てきた、正しい判断に必要な手順を今一度おさらいしましょう。

  1. 情報を整理する
  2. 全体のバランスを考える
  3. 優先順位をつける

決断力を身に付けるためには、これらひとつひとつを的確にできる訓練が必要です。

1.情報を整理する

自分が向き合っている課題を整理しましょう。目標は何か、そのためには何が必要か。キチンと現状を把握することによって、とるべき手段が限られてきます。

例えば、服を買う場合であれば、何のために服を買うのかを明確にします。

  • ランニングの習慣を充実させるために、汗を吸収しやすいランニングウェアを買う。
  • 睡眠の質を向上させるために、寝心地のいいパジャマを買う。
  • 休日に友だちと遊びに出かけるために、オシャレな服を買う。

このように、自分が望む目的によって、それを達成するための手段も変わってきます。

極端な話ですが、ランニングにドレスを着てのぞむ人はいませんし、遊びに出かけるのにパジャマでのぞむ人もいません。

目的は何か、自分に足りていないものは何か、目的達成に必要な手段は何か。ひとつひとつを明確にしてみましょう。

今の自分に最も必要なことは何かを見抜く。

2.全体のバランスを考える

その決断をすることによって、全体的にどう変わるかを考えましょう。家具を買うときであれば、

  • この家具を買うことで、生活がどれだけ豊かになるだろうか
  • 購入しようとしている家具の色や形が、部屋全体の調和をそこなわないか
  • 今回の出費は、予算に見合った出費か

など、ひとつの決断が全体にどれだけ影響を与えるかを考えるようにしましょう。

選択のリスクとメリットを天秤にかける。言いかえれば、費用対効果を考えるのです。

必要のない選択肢はそもそも検討さえしない。

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3.優先順位をつける

この中で、自分のことを優柔不断だと思っている人が特に身につけるべきは、この「優先順位をつける」能力です。私も含めて、優柔不断の人は、各要素に優先順位をつけるのが苦手であることが多いです。

例えば、服を買うときに考える要素は、以下のようなものがあります。

  • 価格
  • デザイン
  • 機能性

「服なんか着ることができればそれでいい」と考える人もいる一方で、「デザインが自分に合っていないとイヤ」と考える人もいます。

大事なのは、自分なりに意思決定の基準を持つことです。つまり、「今の自分にとって最も大事な要素は何か?」ということを、常に念頭に入れておくのです。

先ほどあげた服の条件のうち、私はデザインを最も重視しています。なので、多少価格が高くても、機能性が犠牲になっていたとしても、デザインさえ良ければ買います。

逆に、お昼ごはんを買うのに時間がかかってしまうのは、お昼ごはんを選ぶ基準が自分の中でハッキリとしていないからなんだと思います。

自分がもっとも重視する要素を明らかにし、優先順位をつけましょう。

選択にかかる基準をいくつか持ち合わせておくことで、頭を使わずスムーズに決定を下すことができる。

その人は本当に決断力があると言えるだろうか?

このことから考えると、世で「決断力がある」と言われている人すべてが本当に決断力があるかどうか、疑問の余地が生まれますね。

決断力があると評価されている人の中でも、先ほどの手順をまったく踏まずに、妥当な結論をとりあえず提示して評価を得ている人が少なからずいます。特に、「発言したもの勝ち」の雰囲気が流れているような組織においては。

それは決断力でもなんでもなく、ただの思考停止です。

「こう来ればこう言う、ああ来ればこう言う」という具合に、自分のうちにある判断をとりあえず外に出す。そこに創造性が働くスキはない。

中には、無意識的に、高速でこれらの処理を行う、意思決定の天才もおられると思います。自分が意思決定の天才か、はたまた感覚的に判断しているだけなのか。先ほどの手順をキチンと踏んでいるかどうか、確認してみましょう。

「私は優柔不断である」と言い聞かせてはならない

これは、優柔不断というコトバに限った話ではありませんが、周りから「お前は優柔不断だなあ」と言われ続けると、本当にそうなってしまいます。

今までは服を迷うことなく買うことができていたのに、たまたま決めかねていた様子を友だちに指摘されてしまったがゆえに、それ以降は服を買うのにも時間がかかってしまうようになった、というのはよくあることです。

私は以前、塾の講師をしていた時期がありますが、勉強ができない子は、こぞって自分のことを「勉強ができない」と言います。

彼らの中に、自分はアタマがいいと本気で信じている子はひとりもいません。自分のことをバカだと思い込んで、本当に自らを下位ポジションに固定しようとします。

「自分は生まれついての優柔不断である」と何度も言い聞かせると、判断力向上の機会を失ってしまいます。

思考を自動化しているか否かの違い

繰り返しますが、優柔不断といわれる人は選択を迫られたとき、ただぐずぐずしているだけではありません。

さまざまな観点から、ものごとがもたらす利益・不利益を推測し、吟味できる素質を持っているのです。ただ、そのスピードが遅いだけなのです。

そして、このスピードはトレーニングしだいで向上させることができます。一緒に、弱みを強みに変えていきましょう。

Thanks for your time.