堀江貴文『多動力』から学ぶ、完璧主義に代わる「完了主義」とは?

この記事はこんな人にオススメです:

完璧主義とうまく付きあいたい

完璧主義が生活によくない影響をおよぼしている

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完璧主義に生まれてこなければよかったと感じること、ありますよね。こだわりが強いせいでいつまで経ってもタスクが終わらない。タスクが終わらない恐怖心から次の仕事に手が付けられない。

私自身もかなりの完璧主義者なので、気持ちは痛いほど分かります。

ものごとを100%の完成度で仕上げようとする姿勢は、いっけんすると職人気質でカッコいいように受け取られがちです。

しかし、完成度を高めることにこだわりすぎて、いつまでも結果に納得できなかったり、他人に自分の仕事を依頼できず一人で抱え込んでしまったりなど、デメリットも多いです。

特にやっかいなのは、完璧主義はモチベーションを下げるという点です。一度、自分にとって100%の成果を上げることができたとしても、その経験が、次回からの作業に対するプレッシャーになります。「以前よりも完成度を高めなければ…」という気持ちが、重くのしかかるのです。

私も長らく完璧主義的な考え方に捉われてきましたが、とある考え方にであって、完璧主義の呪いから解き放たれることができました。その考え方こそが、「完了主義」です。

完璧主義に代わる「完了主義」とは?

完了主義とは、とりあえず仕事を仕上げることを最優先する考え方のことです。これは、堀江貴文さんの著書『多動力』にて推奨されている考え方です。

たまに手抜き仕事をしたって、誰も気づきやしない。すべてに全力投球もいいが、それで力尽きてしまっては元も子もないのだ。

引用:堀江貴文『多動力』p45

ひとつひとつの作業のクオリティを最大まで高めようとする姿勢は素晴らしいですが、長期的に見たときの効率は悪い。時間をかけて隅々まで考え抜いた100点のコンテンツを1つ作るよりも、同じ時間で80点のコンテンツを10個量産する方が合理的です。自分の出せる力を100点としたときの80点、2割力を抜きましょう。

「いやいや、いつも手抜きなんて我慢できないよ!」

大丈夫です。完了主義は、常に手を抜くことを意味しているわけではありません。むしろ、常に80点の力で取り組んでいたら、それこそモチベーション低下の原因になります。

ここぞというタイミングで手を抜くことが、重要なポイントです。

重要なのは、たまに手を抜くことである。

メッシのような超一流選手は90分の試合のうち大半をサボっていて、ここぞというときに一瞬の隙を突いて得点を奪う。

引用:堀江貴文『多動力』p47

作業を開始するのに準備をする必要はない

先ほど、全神経をそそいだ100点のコンテンツを1つ作るよりも、同じ時間で80点のコンテンツを10個量産する方が合理的だよね、という話をしました。この80点という数字は、作業をこなすうちに上昇していきます。

つまり、コンテンツを量産するうちに技術は磨かれていき、手を抜いて80点だったのが、手を抜いて90点、100点、120点!…と、同じ労力で、より高い結果をたたき出せるようになるのです。

はじめから最高の結果を出そうとせず、とりあえずやってみる。

準備は必要ありません。100点をたたき出すコツは、事前に準備している段階では分からないものです。言葉では説明できない、やってみてはじめて分かるコツの方が貴重です。

締め切りに間に合わせることだけを考える

あなたが仮にマンガ家だとしたら、読者はあなたに何を望んでいるでしょうか?徹底的に描き込まれた作画でしょうか。それとも、密度の濃いストーリーでしょうか。

おそらく大半の読者が望んでいるのは、「来週もその作品が読めること」でしょう。

そのメルマガの発行者はできるだけクオリティが高いものをと思っているかもしれないが、読者にとっては毎週必ず届くことの方が大事だ。

引用:堀江貴文『多動力』p48

夏休みの宿題も、期限までに仕上げることが重要であって、丁寧に取り組みすぎた結果、ほかの科目の宿題に手が回らなければ本末転倒です。

いまいちど、自分自身に問うてみてください。あなたが取り組んでいるその作業は、期限を破ってまでクオリティを上げる必要のある作業でしょうか?

「その作業、自分でやる必要ある?」

何かを完成させるにあたって、自分ひとりですべての作業を行う必要はありません。

大半のマンガ家は、背景の描写やベタ塗りなどの作業をアシスタントに任せています。だからといって、作品が作者のものでなくなるといったことは起きません。

つまり、自分でなくていい仕事は、他人に任せてしまってもいいのです。

「任せたら失敗しやがるかもしれないじゃん!」

そう思うのであれば、なるべく信頼できる人間に頼みましょう。お金を払って外注してしまっても構いません。

完璧主義は今からでも克服できる

「完璧主義は性格だから、無理やり変えようと思ってもしんどいだけじゃない?」

完璧主義は、生まれつきの性格ではないと私は考えています。

ある失敗がトラウマで、それを思い起こしたくない。そういった経験が蓄積されていった結果、ひとつの完璧主義という結果となって表れているのだと思います。

私の場合は、塾でテストに落ちて補習させられるのが死ぬほどイヤで、以降のテスト対策の勉強に万全を期しまくっていた、という経験があります。たかがテスト落ち補習で、と思われるかもしれませんが、この経験は私の人生にかなりの影響を及ぼしています。

つまり何が言いたいのかというと、完璧主義は後天的につくられる性格である、という側面が少なからずあるということです。

見方を変えれば、今ここで新しい考え方を取り入れることで、完璧主義という性格を変える余地は十二分にある、ということです。

完璧主義を発揮するタイミングを見極める

完璧主義はなにも、悪い側面ばかりというわけではありません。「より良いものを、より優れたものを」と追及していく姿勢は、誰もが持ち合わせている姿勢ではないでしょう。

しかし、完璧主義という性格が日常に悪影響をおよぼしているのであれば、適度に和らげようとすることも必要になります。完璧主義を活かしつつ、最短で成長する考え方として、今回紹介した「完了主義」はひとつの答えになるはずです。

メッシのように、普段は力を温存しつつ、ここぞというときに完璧主義を発揮できれば、最高の生産性を手に入れられると思いませんか?

Thanks for your time.