ニュースなどの情報源から、正しい情報を読みとるための6つのコツ

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気付かないうちに情報に振り回されていませんか?

情報がところ狭しとあふれ返っている現代において、情報を批判的に読みとる情報リテラシーのスキルは、我々にとって身に付けなくてはならないものになっています。

しかし、教育現場では、まだまだ情報リテラシー教育が整備されておらず、「情報リテラシーという言葉を大人になってはじめて聞いた」なんて方も少なからずいらっしゃるかと思います。

情報リテラシー(じょうほうリテラシー、information literacy)とは、情報(information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことである。「 情報活用能力」や「情報活用力」、「情報を使いこなす力」とも表現する。

引用元:情報リテラシー|Wikipedia

これからも、情報化の流れはさらに勢いづくと予想されます。デマやガセに踊らされる情報弱者、いわゆる「情弱」にならないためにも、基本的な情報に対する接し方を学んでいきましょう。

この記事では、今すぐ実践できる方法から長期的に必要となる方法まで、難易度別に批判的に情報を読み取る方法を記載しています。いきなりすべての方法を実践しようとはせず、できるものから随時、取り入れていきましょう。

難易度:かんたん

情報の出どころを確認する

情報の出典を確認することは、情報の真偽を明らかにする手がかりとしては基本中の基本となる習慣です。

  • 誰の発言か?〈Who〉
  • いつの情報か?〈When〉

情報を取り入れるとき、最低限この2つの条件は確認するようにしましょう。もし、情報の発信源が明らかでなかったり、情報が古かったりした場合は、その情報の信頼性は比較的低いものであると考えてよいでしょう。

わからないことがあれば調べる

分からない単語や、自分の中で理解しきっていない概念が見つかったら、すぐに調べる習慣をつけましょう。詳しくは後述しますが、調べる手段は複数ある方が望ましいです。

分からないことをすぐにスマホで調べる、そんな若者の態度を危険視する見方がありますが、確かに私もその考え方には一理あると思います。言葉の意味を推測するプロセスをすっ飛ばして、考える機会を失ってしまう。確かにもったいないことではあります。

しかし、よくわからない言葉を勝手に解釈してそのまま文章を読み進めていくことの方が、私はよっぽど危険であると思います。

ベストなのは、①分からない言葉が出てきたら、まずは文脈や過去の経験から、その言葉の意味を自分なりに考えてみる。そして、②辞書などを使って自分の予想が当たっていたか答え合わせをする。

一回当たりの作業時間は長いですが、長期的に見れば、かなりのリテラシー・読解力がつくはずです。

難易度:普通

情報の根拠を確認する

情報を鵜呑みにしないために、「なぜ?」と理由を問う習慣をつけましょう。根拠が不十分な情報は説得力に欠け、信憑性も低いです。

とくに、権威のある人(肩書きがある人、Twitterのフォロワーが多い人など)の発言ほど、われわれは無批判に飲み込みがちです。Twitterであれば「いいね」や「リツイート数」が、あたかも情報の正当性を担保しているように見えるからです。

情報の発信者と、あなたが生きている文脈(≒環境)は、言うまでもなく違います。みんなが支持しているからといって、その情報が常に正しいとは限りません。

情報源を分散させる

情報の仕入れ方には気を配りましょう。インターネットからだけでなく、本・新聞・雑誌といったメディアからも情報を取り入れるようにしましょう。

情報の取り入れ方を複数用意しておくことで、自身の考えが過度にかたよるのを防ぐことができます。

また、メディアの種類を分けるだけでなく、1種類のメディアに対しても複数の情報源を設けるようにしましょう。例えば、新聞というメディアであれば、読売新聞だけでなく朝日新聞も併せて読むようにする、といった工夫が必要です。

なぜなら、同じ新聞というメディアでも主張がまったく違うことがあるからです。それぞれの意見を相対化し、なるべく情報の偏りが生まれないように心がけましょう。

難易度:難しい

論理的な整合性があるか確認する

先ほど、情報の根拠を確認することの重要性について書きましたが、ただ根拠があればいいというものではありません。一見正しそうに思える意見でも、よくよく考えてみると、スジが通っていない情報なんて山ほどあります。

論理が急に飛躍していたり、完全に破綻していたり、といった具合にですね。

正しそうな情報の中から、そのようなスジの通らない情報を見つけ出すのは至難の業です。これに関しては、別途トレーニングが必要ですね。

〇〇だから、△△。

△△だから、✕✕。

といったように、普段から論理的にものごとを考えるクセをつけておきましょう。

情報の発信者の意図をくみ取る

情報を解釈するときは、うわべだけの言葉に振り回されないように気をつけなければなりません。そのためには、情報の送り手がどういう意図で情報を発信しているかを常に把握するようにしましょう。

つまり、情報の発信者が「我々読者にどういった行動をしてほしいのか」を考える必要があるということです。自社製品を購入してほしいのか、意見を拡散してほしいのか。それとも、完全なる善意で意見を発信しているのか。

言葉は、相手を動かすための手段でしかありません。情報の発信者がどういう思惑を持っているか、推測する習慣をつけたいですね。

我々が情報に関して忘れがちなこと

伝聞情報は記述情報よりも正確性が劣化しやすい

当たり前のことですが、口で伝え・耳で聞いた情報は、伝える人の記憶力や誇張度合いによって、まったく異なる情報に変化します。

子どものころ、学校などでよくやっていた伝言ゲームを思い出してください。最初のメッセージが、最後の人に伝わるころには全く違うものになっていたのを何度か経験したことがあるでしょう。

人から「聞いた」情報がいかにアテにならないかが実感できると思います。

しかし、これはどうしようもないことなのです。伝える手段が言葉である以上、また受け取る主体が人間である以上、どうしても情報は本質から少し外れた伝わり方をしてしまいます。この事実を受け入れた上で、どうように情報収集を行っていくか、どう情報発信をしていくかが重要です。

人間は信じたいことを信じ、信じたくないことを信じない

人は何事においても、常に中立的であることはほぼ不可能です。なぜなら、人間はロボットとは違って、感情を持っているからです。この感情が、人間を人間たらしめる大切な要素であることは疑いようもないところです。

どれだけ論理的にスジが通っていようとも、どれだけ説得力が高かろうと、人はときに受け入れがたい情報に拒絶反応を示し、自分を正当化しようとすることがある。

ただ、時にこの感情が、正確な判断のジャマをしてしまうことを知っておきましょう。

まとめ

今回、紹介させて頂いた6つの方法と、注意すべき2つの点をまとめます。

〈6つの方法〉

1.情報の出どころを確認する

2.わからないことがあれば調べる

3.情報の根拠を確認する

4.情報源を分散させる

5.論理的な整合性があるか確認する

6.情報の発信者の意図をくみ取る

 

〈2つの注意点〉

1.伝聞情報は記述情報よりも正確性が劣化しやすい

2.人は信じたいことを信じ、信じたくないことを信じない

これらの方法すべてが、あなたの腑に落ちるとは限らないでしょう。しかし、それでいいのです。納得できないものが1つや2つあっていいんです。大切なのは、なぜ納得できないのか、根拠を明確にすることであると私は思います。

Thanks for your time.