【ネタバレ感想】『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』フランクはなぜ“天才”詐欺師とうたわれたのか?

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2002年に公開された映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

レオナルド・ディカプリオ演じる天才詐欺師「フランク」の、鮮やかな逃亡劇を描いた作品です。

ところでこの作品、「フランク・W・アバグネイル・Jr」という実在する人物の自伝小説をベースに製作されたことはご存知でしょうか。

フランクはどのようにして人々を欺き、利用したのか?

今回は、作中から読み取れる彼の能力を、ひとつひとつ分析していきましょう。

(※解説にネタバレを含みます。)

ささいな変化を見逃さない「観察力」

フランクがいかに優れた観察力を持っているかということは、主に以下の2つのシーンから読みとることができます。

ひとつは、女の子がニセの欠席届を提出しようとしたシーン。

フランクは、女の子の持ってきた紙に折り目がついていないことから、彼女の欠席届がニセであると瞬時に気付き、

「ニセの届けだろ?紙を折れ

折り目が付いていない

家から持ってきた届けなら折ってポケットに入れる

折り目が付くはずだ」

と女の子にアドバイスします。

また、空港で婚約者の女性(ブレンダ)と待ち合わせするシーン。

前夜にFBIから間一髪で逃れたフランクは、翌日の空港でブレンダの姿を発見し、喜びのあまり車から降りて駆け寄ろうとします。

しかし、そこでいったん冷静になり、

  • 彼女の表情が心なしか落ち着かないこと
  • 前方の自動車の座席後部に捜査官の黒いハットが置かれていること

などの情報から、空港がFBI捜査官によって包囲されていることに感づきます。

それからフランクは踵(きびす)を返し、あの大胆極まりない作戦を実行するのですが…

小さな変化を見逃さず、そこから一瞬にして事の全貌を把握できるだけの「観察力」と「推察力」を持ち合わせている彼は、まさしく探偵です。

柔軟に対応を変えられる「適応力」

FBIのカールがフランクの部屋に乗りこむシーンは、印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

部屋に乗りこむカール。

部屋に大量に積まれたニセの小切手。

どうにも言い逃れできない状況に、フランクは追いこまれます。

一般的な映画であれば、ここからドンパチもしくは大人しく逮捕、というのがよくある展開だと思います。

しかし、フランクがとった行動は、私の予想のはるか上をこえてきました。

鬼気迫る様子で拳銃を突きつけるカールに対して、

「僕は秘密検察局(シークレット・サービス)のバリー・アレンだ」

と、とっさにウソをついてその場を乗り切ります。

つまり、フランクは状況を瞬時に理解して、ニセの秘密検察局としてカンペキに演技をしてみせたのです。

このシーンのディカプリオが、痺れるほどカッコいいんですよね。

凄まじい剣幕でピストルをむけるカールに、秘密検察局として冷静に状況を説明するフランク。

まさに命が脅かされているなか、あれほど臨機応変に対処できるのは、天才としか褒めようがありません。

人に取り入られる「魅力」

フランクの婚約者であるブレンダをはじめ、彼は多くの人間を魅了する力を兼ね備えています。

たとえ「観察力」と「適応力」が優れていようと、フランクに「魅力」が備わっていなければ、ここまでの逃亡劇を繰り広げることはなかったはずです。

ただ、フランクは作中で3人の女性と特別な関係を持ちましたが、どの女性も彼の「パイロット」「医師」という(ニセの)肩書きがなければ相手にもしていなかったでしょう。

「フランクの『魅力』は肩書きによるものでしかない」と考えることもできますが、肩書きを利用して重要な情報を手に入れたり、数々の女性と特別な関係に持ちこんだりするのは、ひとえに彼自身の能力によるところが大きいと思います。

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